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ルーム・ノヴァスの伝説 (その 47)

 研究室で。
「教授、シミュレーターの進行速度をこちらの世界の1日当たり、向こうの世界の1ヶ月で設定しました。」

「ありがとう。セルナ君の方は大丈夫かな。もう意識レヴェルの乱れは収束したのかな?」

「はい、今は落ち着いています。」

「そうか、では3日後には良い知らせが得られそうだね。後は頼んだよ、オリガ君。」
 教授は帰っていった。

 私は、隠されたルーム・ノヴァスの時空間位置情報を調べた。私自信が行ってみようと思ったのだ。そして直接ヨルダネスと話してみようと考えた。だが、時空間位置情報は特定できなかった。やはりあれは”虚数=i”の世界なのだろう。

 でもそれでは何故、私は入ることができたのだろう。恐らくヨルダネスが道を開いたのだろう。そしてその後、再び閉じた。ヨルダネスが道に入れたのは、私ではなくカーチャだった。

 ティム・テギュンも、あの中には入れていない。だとすれば、セルナ君も入ることはできないだろう。このタブレットが、ある種の物語であり、ゲームだとすればヨルダネスや、ティム・テギュンにはその特定の役割があるはずだ。

 恐らくティム・テギュンは、入り口まで読者を連れてくる役割。そして、その先へ進むかどうかを選別するのがヨルダネスの役割だろう。そう考えると少しわかってきた。

 セルナ君がティム・テギュンを選んだのは偶然ではない。このタブレットがそう仕向けているのだろう。だが、この先へ進むにはどうするのだろう?まだヨルダネスの選別の基準が分からない。

 今言えるのは、隠されたルーム・ノヴァスは、自由と平和を望む人の世界であり、そして、ルーム人が再び帰ってくるときのための世界だということだ。
だから、破壊を考える人には道は開かれないはずだ。そして、ルーム人は平和をまだあきらめていないということだ。

 だとすると、破壊ではない方法で彗星の攻撃を防ぐことができるのかも知れない。
少なくとも、ルーム人はそれを探しているのだろう。
逆に言えば、彗星を攻撃しても結果は破壊と滅亡なのかもしれない。


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