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ルーム・ノヴァスの伝説 (その91)

龍神は言う。
「その書物に書かれていることは、この宇宙を支配する数式なのです。宇宙の始まりから、銀河、恒星、惑星などの星々の世界で起きている事と、個々の惑星上で起きた生物や自動人形、機械のこと。それらがどの様に関連しているのかを解き明かす数式が描かれているのです。

宇宙で起きたことが、あなた方の日々の生活にも反映されるのです。また、あなた方が行った、行為が宇宙を通して,あなた方に帰ってくるその応答について書かれて居るのです。それは、数式と図形とからなる書物なのです。」

「それは、私達が読んでも理解できないのでしょうか?」

「理解できる人もいるでしょう。ですが、理解できない人が殆どでしょう。また、理解の薄い人はその書物の表面だけを取り上げ、悪用するでしょう。

ですから、その書物は隠されているのです。読む資格のある人にだけ、見出だされるでしょう。」

「今の私達には、その資格がないと言うことですね。」

「そうなのです。望みは、それを思えば直ぐ叶うわけではありません。その望みの高さにふさわしい努力が必要なのです。すぐに叶う望みなどは、本当の望みとは言えないのです。」

「ここに、惑星ルーム・ノヴァスから来たセルナと言う者がいます。彼は、かつてルーム人が地球に来たと言い、その子孫だというのです。

今、地球に彼の惑星の人々が近づいてきています。その人達は、この地球が自分たちの為の惑星だと思っているようなのです。その人達と、争いになるのかも知れないのです。」

「ルーム人は、確かにかつてこの地球に来ました。私達はこの地球に人類を残しましたが、その私達の残した人類とルーム人との戦いがありました。

ルーム人は、争うために来たわけではありませんが、しかし、平和に共存するのは難しいのです。ただ、戦う内に、お互いを知りそこから和睦の路、平和共存の道が生まれることもあります。」


「どうして、戦いになるのでしょうか?」

「理由は様々ですが、戦いを望む人、必要とする人がいるのは確かです。平和を望む人もいれば、戦いを求め、そこに喜びを見出す事があるのです。

勿論、経済的な理由から、戦争による利益を求める人もいます。

問題はその戦いをどの様に秩序づけるかです。今のあなた方に戦い自体を止めることは困難でしょう。無理に行うと、別の問題を引き起こす可能性もあります。

大掛かりな国家間の戦争が無くなって、暇をもてあます人は、暴力を求めています。暴力を見て喜ぶ人もいれば、実際にテロを起こそうとする人もいます。

原因は貧困であるとか、信条の違いであるとかだけではなく、心の奥にある死と暴力や破壊への興味、憧れなのです。

ルールを破りたい、破壊したいという原始的な欲望を、どのように制御できるのか。これは、誰もができることではないのです。」

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