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NEXT LIFE  麗珠 8

ベッドの脇にいる老人は、石材工房の主人に見えたのだが、はっきりしない。
どなたですかと尋ねると「山本一郎ですよ」と声が聞こえる。
「久しぶりですね、と声が聞こえるので「40年ぶりですね。どうしてここにいらっしゃるのですか。」と尋ねた。

「あなたを招待したのですが、なかなか御出でにならないので、伺いました。」という。

老人は相変わらずにこにこしている、声が頭の中で響いている。

「ここは何処なのでしょうか。」

「天の船ですよ。」

「天の船とは、何なのですか?」

「棺の中に入れる船のことです。冥界へ行く船なのです。」

「では、私はもう死んだのですか?」

「いいえ、死んではいません。ですが、あなたにお願いがあったので、私が来たのです。」

「お願いとは、何でしょうか?」

「私は以前、あなたにも話したことがあると思いますが、ネパールで『天の船』という組織を知りました。そして、その組織の日本における、代表を務めたのです。この組織は、スピリチュアルなものですので、政治的に何かをするわけではありませんでした。

 しかし、この組織を政治的につまり経済的に利用しようとする者がいました。香はそのスピリチュアルな才能によって、『神の使い』となったのですが、それを不都合と感じる者たちによって、命を狙われたのです。

 今、香の魂は船の中にあります。肉体はまだ地上にありますが。『神の使い』としての香の役割を引き継ぐ者が必要なのですが、その者はまだ現れていません。
それで、新しい『神の使い』が現れるまでの間、麗珠の魂が香の肉体にやどることになったのです。

その間、あなたに麗珠の傍にいて欲しいのです。」

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歴史的事実に改編を加えた妄想小説です。

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