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NEXT LIFE  変革の時 17

 甲州建設の橋詰と言っていたな。遠藤社長に相談するか。波多野を甲州建設に送って以来だな。

「遠藤社長ですか、ご無沙汰してます。10年前、波多野の件でお世話になりました、山川です。」

「山川さん、波多野というと、あの金慶国ですか。」

「はい、あの時はご迷惑をおかけしました。」

「いや、あの後、山本先生が来られて、波多野を引き取ってゆかれたので。こちらには何も迷惑などはありませんでしたから、気にしないで下さい。で、今日はどうされましたか。」

「実は、そちらの橋詰さんから連絡がありまして、月成さんの計画されている件についてなのですが。」

「なんですか、それは? 橋詰がどんなことを連絡しているんですか?」

「月成さんの計画に、そちらから50名参加するので、私の方でも200名用意しろと言われたのですが、ちょっと厳しいかな、と思いまして、ご相談なのですが。」

――― 月成の計画?50名参加する?俺には相談がないな。この前、田倉が言っていたクーデターの件か?

「その話は、例の国政選挙に立候補する事についてですか?」

「はい、その政治集会に参加するメンバーを用意する、という話です。」

「そうですか、その件でしたら電話では、話しにくいこともありますので、会って話せますか?」

「分かりました、ではそちらに伺いましょうか?」

「いや、私の方で東京へ行きますので。その時にお会いしましょう。」

――― 田倉にも会って、相談した方がいいな。

赤坂の睦で、遠藤と山川、田倉で話し合いがもたれ、山川は橋詰の連絡の内容を2人に伝えた。

「では、来月に蹶起すると、橋詰は言っていたのですね。」

「そうです、遠藤社長。でも、実際の処、私の方で200名用意するのも難しいし、まして官邸に突入と言っても、どんな計画なのかも説明がないのです。」

「田倉さん、この件は、花澤先生はご承知なのですか?」

「それが、良く分からないのです。花澤先生自身がかつて、クーデターに関わった経歴があります。そして、月成の動きを知らないはずは無いのですが、一向に御咎めなしなのです。」

「では、花澤先生も暗黙の了解を与えている、という事ですか。」
遠藤は落胆した様子で、つぶやいた。

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