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ルーム・ノヴァスの伝説 (その 2)

 タブレットの解読の2日目

「古代の歴史を学ぶ際に注意することがあります。

 それは、古代の人々と現代の我々とでは世界に対する認識の心象が異なっているということです。

現代の我々は、すでに確立された文明世界で、ゆるぎない自信をもって世界を見ています。

  しかし、太初の自然の脅威にさらされて、文明から切り離された古代の人々は、まるで見捨てられた孤児のような心で世界を見ていたのです。

 それまでは父と母の保護と、指示命令に従っていれば安全でした。
自分で決断する必要がなかったのです。

 しかし、突然にすべての文明を失った時、人々にとって自然は畏怖の対象でした。

 その為、恐る恐る歩き始めた子供のように、全てが驚きであり、不安でもあったのでしょう。

 そのような幼年時代が古代だということです。そのことを考慮に入れないと、彼らがなぜ、自然を神とみなし、決断の際に神意を問う占いを重視したのかがよく理解できないと思います。」

 このように語っているのは、ジームラ・ウントの講師ウマルと名乗るものであった。
講師は3人いた。古代についてはウマル、中世はオズメク、近現代についてはパシャという講師であった。

 地球の古代史と違うのは、彼らの古代は文明を失ったところから始まっていることだ。

 つまり、彼らの文明に先行する別の文明があり、彼らはそのことを記憶していて、しかも先行する文明の保護を失い、そのことを『見捨てられた』と表現しているのだ。

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