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ルーム・ノヴァスの伝説 (その 70)

マヌエル医務官から連絡が来た。

「アラン教授、セルナ君の記憶データを映像化したのですが、非常に不鮮明な箇所が多いのです。残念ながら、これ以上は私たちの手に負えないようです。」

「いえ、それだけで十分です。後はこちらで対応します。ご協力に感謝します、マヌエル医務官。」

アラン教授は、CTUにも連絡した。

「オリガ君、このセルナ君の記憶データをシミュレーターの中に統合してくれるかな。」

「はい、分かりました。でも教授、それは不十分なデータではないのですか?」

「大丈夫、不十分でも量子コンピューターが補正してくれるはずだ。それに、完全なデータである必要はないのだよ。ロクサーヌを使って探すのだから。」

翌日、CTUのウシュパルク教授と丁仙之研究員が来た。

「ウシュパルク教授、お待ちしていました。セルナ君の記憶データをシミュレーターの中に統合したのですが、データが不十分なところもあり、完全に再現することができないのです。」

「そうですか、でも記憶データを統合できただけでも助かります。こちらは、ロクサーヌの位置を特定するところから始めますので。早速ですが、オリガさんお願いできますか。」

私は、量子コンピューターでロクサーヌの時空間位置情報をサーチする。
しかし、複数の位置情報が表示される為、ウシュパルク教授に確認した。

「ウシュパルク教授、ロクサーヌの時空間位置情報が複数表示されますが、どうしましょうか?」

「確か、最後にサマルカンドへ行くと言っていましたので、サマルカンドの近くで特定できますか?」

「2つあります。一つは西暦720年頃、もう一つは西暦875年頃です。」

「では、西暦875年でお願いします。」

ロクサーヌは西暦875年のサマルカンドに特定された。
アラン教授がウシュパルク教授に尋ねた。

「これから先は、どのように進めるお考えですか?」

「まず、ロクサーヌに指示を出さなければならないのですが、誰がそれを行うのかが問題なのです。」

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