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NEXT LIFE  麗珠 1

 池袋署の刑事は田口と言った。田口は、山名家で山名響子と波多野という男の経緯を聞いた。だが、これと言った新事実はなかった。

 署に戻ると、警視庁公安部外事課の石井という刑事が来ていた。畦倉香のカード入れを確認しに来たのだ。何故、外事課の刑事が来るのか?外事課と言えば国際テロやスパイなどを扱う部署ではないか。田口は不審に思ったが、詳しい説明はなかった。外事課ではすべて、秘密裏に行われるからだ 。

 防犯カメラを見たいというので、マンションまで同行し、確認した。
老人が映っていた、カードが届けられた前日、深夜12時頃だ。
その後、清原がカードを拾うまでは、動きはなかった。

 署に戻り、老人の行方を追った。周辺の防犯カメラを調査し、近くのアパートにいることが分かった。アパートの管理会社で、それらしい住人を確認する。室田という老人が特定された。

 石井刑事は、早速その老人を署まで同行し、老人の身分を確認する。老人は、無戸籍で偽名を使っていた。身分を詐称していたのだ。

 石井に追及されると、本名は波多野だと言った。畦倉香との関係は否認し、その所在も知らないと主張した。だが、拾ったのが清原だと説明すると、急に興奮し清原を知っていると言い出した。

 石井刑事は、清原に会いたいと言い出した。田口は、正直うんざりしていた。上からの指示で、調べてはいるが、カード入れ一つで何故こんなに大騒ぎをするのか。
清原に会うのも何度目だ?

 肝心の畦倉香は、いまだにどこにいるのかも分からない。いや、外事課は知っているのだろう。だから、調べているのだ。畦倉香は、外事課が出てくるような人物なのか?全く、何も知らされずに動くことほど疲れることはない。

「清原さん、何度もすみません。池袋署の田口です。今から会えますか?
そうですか、上野ですか。分かりました、すぐ向かいますので、30分後に上野駅の公園口で会いましょう。」

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