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NEXT LIFE  パピルスの手紙 1

 小野寺先輩から、山本一郎先生の取材の件で連絡があったと鈴木が言った。

「取材は許可されたけど、山本一郎本人ではなく、助手の長野という人が対応するらしいんだよ。」

「そうですか、でも少しでもわかれば助かりますからね。兎に角あってみましょう。」

エクスの緞帳の奥のテーブルで、長野と会った。

「長野義信です。宜しくお願いします。」

「雑誌リベルテールの鈴木です。こっちは後輩のkです。宜しくお願いします。」

「取材と聞きましたが、どんなことを知りたいのですか?」

「まずは、山本先生が漫画家から宗教家になる転機となったのが、ネパール・チベットの訪問だと聞きましたので、そこでどんなことがあったのか、お伺いしたいのですが。」

「ネパール訪問ですか、何からお話ししたら宜しいでしょうか。」

「先生がネパールを訪問されたきっかけは何かありますか?」

「先生は、ネパールに行かれる前に仏教を研究されていました。その過程でロシアの学者により1920年代に、お釈迦様のアーク(聖櫃)が発見された、ということを知ったのです。それを確かめるために行かれたと聞いています。」

「そのアークは実際に見つかったのですか?」

「アークと言ってよいのかわかりませんが、先生はある手紙を見たと仰っていました。」

「手紙ですか。どのような手紙ですか?」

――――――それは、長野の話によれば、2500年前のパピルスに記された手紙で、差出人はスキタイの女王レイシャで、相手は釈迦その人宛だったという。

「内容は、スキタイがエジプト及びメソポタミアを占領支配した際に、シュメールの伝説の箱舟アークが、発見されたというものでした。」

「では、釈迦のアークというのは実はシュメールのアーク(箱舟)のことだったというのですか?」

「はい、アークは契約の箱ともいわれますが、元をたどると、シュメールから始まったのです。山本はネパールで仏陀の研究をする目的だったのですが、思わずシュメールの箱舟に出会ってしまったのです。」

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