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月の光 106

 清人は、剣道の腕も上達してきて、戦闘力にも自信がついてきた。

 「斎藤さん、そろそろ僕も、実戦がしたいのですが。何か、予定はありませんか?」清人は、腕試しがしたくて、斎藤に尋ねてみた。

 「実戦と言っても、まだ剣道の試合で勝ったこともないのだから、できるのか?」

 斎藤の目から見ると、清人は気持ちばかり先走り、できる気になっているようだが、実際には、まだまだ役には立てそうにないと思っていた。

 「でも、大分相手の動きが読めるようになってきたのですよ。後は、実際に、誰かの意識に飛び込んでみた方が早く覚えるのではないか、そんな気がしています。」と、あくまでも清人は強気であった。

 長い間、他人と関わらず、自信も持てずにいたのだが、今はその反動の所為か、急に自信過剰になったようである。

 「まあ、分かったよ。今度、航空宇宙センターに行ってみよう。あっ、駄目だな。乾は、まだ無理だ。俺もあいつには敵わなかったからな。

 そうすると、橋本という事になるが、あいつも今は坂東地方管区警察署の本部長だからな。簡単にあえるかどうか。まあ、一度連絡取ってみよう。」斎藤は、あまり気が進まなかったのだが、渋々引き受けた。

 「おお、お願いします。」と清人は、単純に喜んでいた。


 列車ハウスで、斎藤はモナに清人の実力について尋ねてみた。

 「清人さんですか、大丈夫だと思いますよ。いざとなると、力を発揮します。以前、ホタルに攻撃されたときですけど、突然飛び出して、剣を振り回したことがありました。

 でもそのおかげで、一気に形勢逆転して追い払うことができたのです。隠された力があるのだと思いますよ。」モナは、その時のことを懐かしそうに思い出していた。

 「そうか、意外にやるんだな。でも、隠された力なんて本当にあるのか?たまたまだったのじゃないのか?」斎藤は、モナの話に疑いを持っていた。

 「ええ、まあ本当のところは分かりませんけど、マザーの話では、清人さんは生まれるときに植物のエネルギーを受けていた、そんなことを言ってましたけど。」

 「植物のエネルギー?どんなものなのだ、それは?」

 「それは、ちょっと分かりません。スミマセン、いつも中途半端で。」

 モナも詳しくは知らなかったが、何かエネルギーがあるらしかった。

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